テキストサイズ

愛してるのに,愛せない(続)

第4章 drama

((千晃side))





今日の差し入れのりんごが好評で、りんごもシロップ漬けにして冷たいままで食べたいという提案があったため作っていた






千「これで……よしっ!」







冷蔵庫に容器を入れてテレビをつけると,今ととも人気のあるドラマがやっていた







宇野ちゃんも毎朝このドラマの話をしていた






宇「いつ恋すごい面白いんだよ!!蓮くんがすごいかっこいいの!おとちゃんもかわいくて!でも私はあさひくんが一番好きで〜」






((そういえば,勧められたけど見たことなかったな…))







ドラマを眺めていると,あさひくんがおとちゃんに告白するシーンになった






朝「僕を好きになりなよ。僕なら,君に両想いをあげられるよ」






((いいなぁ〜,こんな恋してみたいなぁ〜))








とても胸がきゅんきゅんした








ドラマに見入っていたとき,LINEの通知が鳴った







秀:千晃あした日直だったよね,朝どうする?






日直だということをすっかり忘れていた私






ドラマの熱が一気に冷める





千:わすれてた…(笑)


秀:だろうなと思ったw


千:う〜ん,朝早いとみんなに悪いし…宇野ちゃんは特に朝弱いし…


秀:じゃあ俺が行くよ


千:ほんと?ありがとう!


秀:じゃあ40分に迎えにいくよ


千:ありがとう!じゃあ明日ね〜






そんなLINEをしている間に,ドラマのいいところのシーンを見逃してしまう





千「ああああああああああ!!!!!」





夜にも関わらず思いっきり大声を出した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ