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愛してるのに,愛せない(続)

第5章 負けない心

((千晃side))







だっちゃんが優勝できなかったら







私は付き合ってほしいとお願いしようと思っていた







全国に行けるのは嬉しいけれど,チャンスを失ってしまい少し悲しくなった







千「だっちゃん,お願いってなに??」







そう聞くと,だっちゃんはひとつ呼吸してから私の前に立つ






日「1回しか言わないからよく聞いてね」







まっすぐな瞳に吸い込まれそうになる







千「うん,なあに?」

日「付き合ってほしい」

千「うん……ってえっ!?!?!?!?」







予想外すぎる発言にマヌケな声が出る







日「俺にとって千晃と笑ったり泣いたり,一緒にいた時間が1番輝いてて,充実してた。これからも,そんな幸せな時間を作りたい。千晃のこと,世界一幸せにしてみせる」

千「…それ,だっちゃんが負けた時に私がお願いしようと思ってたのに……」

日「え……それって………」

千「だ…だっちゃんのこと…好きになっちゃった…////」

日「うそ…だろ…///」

千「ほんとだよ(笑)」

日「あ,改めて…。千晃さん,俺と付き合ってください」

千「…はいっ!!!///」




笑顔で返事をすると,だっちゃんが抱きついてきた




千「ちょ,どうしたの!(笑)」

日「やばい!嬉しすぎる!やっべー!!!(笑)」

千「だっちゃん,苦しい(笑)」

日「だって,やっと千晃のこと抱きしめられると思ったら…一途に何年間も千晃を見続けてようやくだぞ!」

千「その節はどうも(笑)」

日「あ,そろそろ直也くん家に行かなきゃね」

千「みんなにも報告しなきゃね!(笑)」

日「そうだね,楽しみ(笑)」




暗い夜道を2人で手を繋ぎながら歩いた

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