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大型犬との夏波乱

第2章 ~射手座島旅行~

◇射手座旅館2階・202号室◇

「大喜君
明日の出発時間もあるし、今日はそろそろ寝よう」

「わかりました」

僕と大喜君は、明日の船の出発時間の事を考えて、今日はもう寝る事にした。

◇射手座島の港◇

「小太郎君、大喜君!」

「夏海さん!」

船の港に着くと、後ろから夏海さんが声をかけてきた。

その隣には、連れの男性もいた。

「小太郎君、これ酔い止めの薬」

「そんな、何度も悪いですよ…。」

流石に2回も、貰うのを悪いと思って夏海さんの申し出を断ろうとした。

「遠慮すんなって!
船酔いは、結構キツいからさ♪」

夏海さんの連れの男性が言う。

「じゃあ、お言葉に甘えて…。」

夏海さんから、酔い止めの薬を受け取ってその場で、口に含んでペットボトルの水で飲み込む。

「何度もありがとうございます」

夏海さんに、お礼を言った。

「困った時は、お互い様だよ」

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