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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

「彼氏の家に行って少し話したあと、彼氏から告白されたんすよ」

「へぇ~、そうなんだ!」

「彼氏も、俺の事がタイプで一目惚れだったみたいで、俺も嬉しくて付き合う事にして処女も卒業しました♪」

て事は、朝陽はネコか。

俺達は、制服に着替え終わってロッカーの鍵を閉める。

「朝陽
いくら今2人きりだからって、スタッフルームで『処女卒業しました』って言うもんじゃないぞ」

「すみません、つい(笑)
そういえば、大喜さんはタチですか?」

「うん、そうだよ」

俺達は、スタッフルームを出て店長達と一緒に、開店準備を始めた。

◇505号室・作業部屋◇

-小太郎視点-

「ふぅ……終わった…。」

出版から題材のリクエストがあった、青姦モノのBL短編漫画が完成して一息つく。

「郁君に連絡しないと」

スマホで、郁君に電話をかける。

『もしもし?』

「もしもし、郁君
今、大丈夫?」

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