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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

「犬尾大喜っす
よろしくお願いします」

「よろしくな~♪」

緋露さんって、強くて愛想良くて優しそうな人だな。

「で、この人は小泉小太郎さん
大喜さんは、小太郎さんが住んでるマンションの部屋で、一緒に住んでるんだよ」

「そうなんだ
畑本緋露(はたもとひろ)って言います
よろしく♪」

「小泉小太郎です
よろしくお願いします」

緋露さん、僕と同い年くらいかな?

「あ、緋露さん
ちなみに、小太郎さんは緋露さんよりも年上だよ」

「えっ、そうなの!?」

朝陽君の言葉に驚く、緋露さん。

「小太郎さん、確か25歳でしたっけ?」

「うん、そうだよ
今年で、26歳になるけど」

「緋露さんは、今年の4月に24歳になったんすよ」

「へぇ、そうなんだ」

僕の方が年上なのか。

「すみません…。
てっきり、朝陽よりも1つ上くらいの大学生かと思いまして…。」

緋露君は、僕に謝った。

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