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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

「いや、良いよ
こっちこそ、緋露君の方が年上か思ってたから…。」

「それと、朝陽の事を助けて頂いて本当に、ありがとうございました」

「いやぁ、朝陽君が無事で良かったよ」

緋露君、礼儀正しくて良い子じゃん。

「大喜さん
小太郎さんに、僕達の事はもう話しました?」

「いや、まだだぞ」

「「?」」

僕と緋露君が首を傾げてると、朝陽君は緋露君の袖を引っ張る。

「小太郎さん
俺と緋露さんの事は、大喜さんから聞いて下さいね」

そう言い、緋露君と一緒にレジへ向かう朝陽君。

「緋露さんとは初対面だけど、朝陽からいろいろ話は聞いてたんです
あの2人、付き合ってるんですよ」

「そうなの?」

朝陽君がゲイって事は、大喜君から聞いてたけど…。

そっか、朝陽君ついに彼氏出来たんだ。

「多分、朝陽も緋露さんと2人きりになった時に、俺と小太郎さんの事も説明する筈ですよ」

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