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大型犬との夏波乱

第3章 ~大喜の元親友だった青年~

「朝陽、実はさ」

俺は、朝陽に文彦の事を話した。

「あの人だったんですね…。」

俺が小太郎さんの家で同居の経緯は、店長と店長の奥さんと朝陽には話してある。

「だから、これからアイツが店に来て俺の事を聞かれても、今日みたいに答えないままで」

「はい、もちろんっすよ
でも一応、店長と店長の奥さんには話した方が良いですよ」

「うん、帰る前に話す事にしてるんだ
店長の奥さんには、店長から話してもらう」

このあと、朝陽がスタッフルームから出て行くのと同時に、店長が入って来て文彦が今日来た事を話した。

◇梅田喫茶店の敷地内・駐車場◇

「大喜君、お疲れ様」

「小太郎さん!」

駐車場で車の前で待ってる、小太郎さんのとこへ向かう。

「よう、大喜!」

「文彦…。」

「アイツは…。」

後ろを振り向くと、文彦が向こうの方からこっちに向かって、歩いて来るのが見えた。

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