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大型犬との夏波乱

第6章 ~エピローグ~

「俺とお揃いです♪」

ニカッと笑顔で言う大喜君。

「俺の誕生日の時は、小太郎さんから婚約指輪代わりの指輪をもらったんで
俺からは、結婚指輪代わりの指輪をと思って♪」

「大喜君、凄く嬉しいよ!
ありがとう!」

僕は、指輪を指に嵌める。

「サイズ、ピッタリだ」

「小太郎さんが寝てる時に、こっそり測りました(笑)」

「そうなんだ(笑)」

それから、翌年の春の終わり頃。

◇梅田喫茶店・店内◇

「小太郎さん、いらっしゃいませ♪」

「大喜君、今日も頑張ってるね!」

大喜君は、アルバイトから正社員になってより一層、仕事を頑張っている。

「小太郎さん、注文決まりました~?」

朝陽君が、僕が座ってるテーブル席へやって来た。

「ソース焼きそば大盛り、ハヤシライス大盛り、バナナと蜜柑とヨーグルトのフルーツパフェ、ミックスジュースで」

「かしこまりました♪」

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