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「…なに、しょうもないこといってんですか。」

「なんれ、つきし…」

ひとつ呼吸をしてゆっくりと話始めると、赤葦さんはおどおどとしはじめる。

「おめぇはあんこたんねぇな！！」

「こえ、おっき、あんこ？？あんこがどうしらの？」

「いげすかねぇ！！」

「ん？？」

「おめぇら、しぇずねぇくれぇいったりかったりはかはかしとったっちゃ！！」

「え、え、え？？」

「おめ、いぎなし死ぬっつーからわらわらど！！こんあっぱどもが！！ごしょっぱらげる！！」

突如。降臨してしまった宮城弁に戸惑う赤葦さん。
どうしても故郷の言葉は抜けない。
ちょっとしたときに出てしまうのがネックだ。

「…ふぅ、すみません。つい。」


赤葦さんはすっかりよいが覚めたのか、目を見開いて、見たことのないようなものを見る目で、固まっていた。