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＊Nside＊

ぎゅうっと智に抱き締められ、嬉しいやら恥ずかしいやらで。

でもショップの中だと言うことを思い出し、智の胸を押して、抜け出すように離れる。ふと、智の顔を見ると、目が真っ赤だ。

「さと…？」

智「なんか涙脆くてダメだわ」

そんな智を今度は相葉さんがぎゅうっと抱き締めた。
周りの目が気になったが、俺もその上からぎゅうっと抱き締める。
何だか俺も胸が熱くなった。

いい加減抱きしめ合って、智の涙が止まったのを確認して体を離す。

雅「よし、仕上げるとしますか！」

「さと、一緒に作って？」

智「分かった」

ネックレスを手に取り、3人で仕上げの作業に入る。

雅「何かアクセントが欲しいような気がするんだよなぁ」

「確かにシンプルだよね…」

飽きのこないシンプルなデザインでいいけど、相葉さんの言う通り何かが足りない。

智「じゃあ、石入れようよ」

雅「石？」

「アクアマリンとかエメラルドみたいな石ってこと？」

智「うん！何がいいかなぁ」

智の目がキラキラし出した。