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＊Oside＊

アクセサリーと二人を交互に見つめる。

作業台に置いてあるのは、シルバーで作ったハートの形の部品。
１つはちょっと大きめのハート、もう１つはハートが２つくっついて並んだデザインのもの、そして、ハートから茎のような曲線が出ているデザインのものの３つが並んでいた。

「これは…」

雅「えっとね、3人同じのをしてると目立っちゃうし、でもお揃いにもしたくて…」

和「ハートをこういう風に組み合わせると、ほら…」

「あっ、クローバー」

ひとつひとつデザインは違うけど、３つ合わさると、四つ葉のクローバーの形になるようにデザインされていた。

「スゴイ…、よく考えたな」

雅「本当？」

「本当だよ。いいデザインじゃん！」

和「四つ葉のクローバーには、希望・誠実・愛情・幸運って意味もあるから、いいなぁって思って…」

まだ、完成してないけど、既に二人からの色々な思いが伝わってきて、胸が熱くなってきて、思わず二人を抱きしめた。