テキストサイズ

はっぴぃえんど⁈

第20章 story20 めりー☆くりすます

*Mside*

翔「ゆっくり過ごすなら、今日は自分のマンションに帰るね。じゃあ、また明日」

荷物を持って楽屋の出口に向かう。

「待てよ!リーダーの禁止令、きちんと守るから、一緒に帰ろう」

信用できないという表情の翔を、マネージャーの車に押し込み、一緒に帰路につく。

マネ「明日も、まだコンサートありますのでゆっくり休んでください。いいですか、ゆっくりですよ!松本さん、よろしくお願いします」

車の中、マネージャーからも釘をさされる。

解ってます。翔の体も心配だし、そんなにがっつきませんから!

リーダーとマネに言われた通り、マンションに着いてからは、明日に備え、さっさとお風呂を済ませ、布団に潜り込む。

「翔、おやすみ」

翔が、俺の腕中にゴロンと転がってきて、何か言いたそうにしている。

「ん?どうした?」

翔「あの…ひとつ聞いてもいい?」

「何?」

翔「あのね…ニノにあげた媚薬の事なんだけど、なんで持ってたの?その前に智くんにあげた媚薬もだけど」

「ああ、アレは旬にもらって、使わないからもったいないと思って…」

翔「そうなんだ…」

シーンとした空気が流れ、まだ何か言いたげな翔。

「翔、まだ何かある?」

すると、聞こえるか聞こえないくらいの小さい声が返ってきた。

「…………には……の?」




ストーリーメニュー

TOPTOPへ