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ACT3 クローバー〜幸運〜

＊ALL Aside＊

リーダーが番組で四つ葉のクローバーを探す企画があった。
四つ葉のクローバーは、俺の中で大切な象徴で。
3人で身につけてるお揃いのネックレスのデザインも四つ葉のクローバーだし、クローバー嵐になったりもしたし…。

だから縁起物とかではないけど、自分で見つけてみたくなった。

「リーダー、四つ葉のクローバーって見つけるの難しかった？」

智「確率で言えば出現率は0.01%らしいから大変だったわ」

「うん？」

智「つまり、1万本探してようやく1本見つかるっていう確率！」

「そうなんだ〜。リーダーよくあんなに見つけたね」

智「まあ、テレビだからね…。それよりどうしたの？そんなこと聞いてくるなんて」

朝食のパンをモグモグ食べながら、不思議そうな顔で聞いてきた。

ジャムが口からはみ出してますよー。
口の右端に付いているジャムを指で拭って、ぺろっと舐めながら返事をした。

「ん、ちょっとね。自分でみつけたいなぁと思って…」

和「無理じゃないですか？クローバーが沢山ある場所なんてこの辺にないし、見つけるのに時間がかかるから、相葉さんってバレちゃいますよ」

ニノがリーダーの口の左端についたジャムを拭ってあげながら、話に混ざってきた。

「やっぱ、無理かな？」

そう呟きながらも、諦める気は更々なかった。