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Baby love

第8章 伝いたい気持ち。




リビングへ戻って、片付いた部屋の真ん中にポツンと立つ。



潤の食器を揃えてから・・・
キッチン用品を買ってから・・・



この部屋に潤が来るのを待ち遠しく思っていた。
ずっと1人で暮らしてたのに、なんか広く感じるんだよ。



電話が鳴っている。



また、潤かもしれないと思う自分はバカだ。



S「おはよう。」



N「翔さん!どんだけ心配したと思ってんの!!」



S「・・・朝からテンション高けぇな。笑」



N「振られたって冗談だよね?」



S「冗談だって俺も言いたいんだけどな。」



N「ウソだ・・・」



泣きそうな声になってるニノ。
色々心配して気にかけてくれてたもんな・・・



S「ニノ・・・」



N「なに・・・」



もう鼻声じゃん。笑
朝からニノ泣かせちゃって、雅紀に怒られるな・・・



S「振られても好きな場合って、どうすりゃ良いのかな?」



N「へ?」



S「諦められるかっての。」



一晩経って、なんか頭がスッキリした。
こんな振られ方は納得いかん。
だって、俺は本気なんだ。



N「・・・初めて翔さんをカッコ良いと思ったよ。」



S「ははっ、うるせーよ。笑」



N「とりあえず話を・・・って、ちょっと、あいばさ、」



S「ニノ?」



N「今翔さんと・・・ヤダもうっ・・・いやぁん♡」



・・・・・・・・・・。



S「イチャついてんじゃねーーー!!」





・・・朝から大声を出してより頭が冴えた気がする。



冷静になっても、やっぱり潤を諦めようとは思えない。



好きだ。



ちゃんと伝えたいんだよ。



お前は迷惑がるかな・・・?








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