
Baby love
第8章 伝いたい気持ち。
S「・・・・・・・・・・」
アラームの前に目が覚めたのは初めてかもしれない。
カーテンの隙間から外を覗くと、まだ朝方のようだ。
くだらない事で笑い合ってる、しょうもない夢を見たいと願ったのに・・・
S「くそ・・・」
何でラブラブイチャイチャしてる夢なんか見るんだ俺は!!
虚しいだろーが!!
S「はぁ・・・」
夢の中の潤は可愛かった。
俺はカッコ良かった。
たぶん俺の理想の塊の夢だったんだろうな。
自分が怖いわ。
気持ちわるっ!!
放りっぱなしだったスマホを確認すると、雅紀とニノと智くんからの着信履歴がスゴイ事になっていた。
S「やべ。心配させてるよな・・・」
とりあえず元気だとメールを送って、シャワーを浴びる。
・・・潤からはメールも着信も無かったな。
当たり前か。
振られたんだもんな。
ちゃんと、ハッキリ好きだと言えなかった。
グダグダの恋だった。
S「・・・・・」
もう、過去形なのか・・・?
まだ好きなのに??
