Baby love
第2章 問題のありすぎる2人。
M side
翔くんから何度もメールが届くが、見る気は無い。
どんな内容であろうと俺には関係ないからだ。
翔くんに怒鳴ったことは反省してる。
翔くんが酔っ払って誰を抱こうが、合意の元であれば問題はない。
それが女であろうが男であろうが俺には1ミリも関係ない。
今日は嵐での収録日だ。
翔くんに会ったら笑顔で気にしてないって言ってやる。
それでこの話は終わりだ!
気合いを入れながら、楽屋までの廊下をドシドシと歩く。
S「潤っ!!」
後ろから、走ってきた翔くんが息を切らして俺の肩を掴んだ。
M「・・・おはよ。」
S「お前っ、メール返せよ!」
M「・・・ゴメンね、忙しくて。」
S「・・・・・そうかよ。」
ムッとした翔くんにイライラする。
怒ってんの俺なんだけど?
M「離せよ、痛い。」
力強く掴まれた肩。
近い距離で睨むと、翔くんがため息をついて手を離す。
S「潤、俺が悪かったよ。
いくら酔ってるからって、変な勘違いしてイヤな気にさせた。
ごめん・・・」
真剣な目で、俺をジッと見つめたあと、ふ、と眉を下げて情けない顔をして笑った。
S「お前が可愛くて散々からかったバチが当たったんだな。」
・・・俺が可愛い??
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