
Baby love
第16章 やっと・・・。
M side
うつ伏せでスマホをいじりながら暇を潰していると、カチャっとドアが開く音がした。
M「・・・・・」
気づかないフリをしていると、ギシッとベッドが揺れる。
・・・来た。
S「潤、お待たせ。」
M「翔く・・・、」
・・・ワオ。
翔くんを見て思わず生唾を飲み込む。
上半身裸は予想してたけどさ。
ベッドで膝立ちをしている翔くんは、軽く腰にタオルを巻いているだけの姿で・・・
濡れた髪と血色の良くなった赤い唇が物凄くエロい。
タオルを巻いただけの下半身を直視出来ない。
風呂上がりでセクシーさが増してるってのになんつー格好で来るんだよっ。
S「退屈してた?」
M「いや・・・全然。」
S「ふふ・・・緊張してるか?」
そんなにしてなかったけど、
今の翔くんの姿見てドキドキと早鐘を打つ心臓がうるさい。
M「俺も服脱ぐ・・・」
もう体が火照ってしょーがない!!
S「じゃあ見てる。」
M「え?」
ニコニコとジッと俺を見てる翔くん。
そんなガン見されたら脱ぎにくいんだけど・・・
モソモソと上を脱ぎ捨てて、ズボンに手を掛ける。
M「・・・見んなよ。」
S「いいねぇ。」
M「目瞑ってろよ!」
S「何でだよ、せっかく潤がサービスしてくれてんのに。」
M「サービスじゃない!!」
S「・・・俺に脱がして欲しい?」
M「・・・!!」
ニヤリと笑う翔くん。
腰に巻かれたタオルの中心が、大きく膨らんでいる。
