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Baby love

第16章 やっと・・・。




M side



ザァザァと熱いシャワーを頭から浴びて、
ドキドキしっぱなしの胸をなんとか落ち着かせようとする。



見合いの件は、完全にうまく行ったのかまだ分からない。
そんな状況の中で翔くんを自分の物にしてしまおうなんて、悪い男なのかもしれないけど。



でも、もう待てないんだ。
翔くんが欲しい。



あまり待たせても悪いので、ザッと洗って浴室を出た。



・・・普通にスウェット着てりゃ良いよな?
バスローブとかのが良かった?
抱かれる側になるのは初めてで、
小さな事がいちいち気になってしまう。



いつも風呂上がりは上半身裸でいるけど・・・
なんか恥ずかしいしな。



上下スウェットを着て
頭を拭きながらリビングに戻ると、
パンツ一丁の翔くんが仁王立ちしていた。



M「・・・・・」



なんか上下しっかり着てる俺のが恥ずかしいんだけど。



S「よし!俺も行ってくるわ!」



・・・すでにちょっと勃ってない?



S「ベッドで待ってて!
逃げんなよ?!」



M「逃げねーよ!」



翔くん、すげーやる気満々じゃん。笑


ミネラルウォーターを飲みながら、言われた通りベッドで翔くんを待つ。



・・・どれくらい痛いんだろ。



痛みには強い方だと思うけど、未知の世界の痛みだ。
どうしても不安は拭えない。



カズに、とにかく力を抜いてリラックスしろと言われている。
体が強張ったままだと、いつまでも先には進めないらしい。



このミネラルウォーターもカズに用意しとけって言われたものだ。



・・・いっぱい喘いで喉枯れるからって。



M「ホントかよ・・・」



自分が喘ぐなんか気持ち悪くて想像したくもないけどな。






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