
Baby love
第18章 バカップルの痴話喧嘩。
M side
N「俺も今日は持ってないんだよね・・・
あ、相葉さんもってるかも!」
M「ちょっと待て!」
相葉ちゃんに聞きに行こうとしたカズを慌てて止める。
んな恥ずかしい事出来るか!!
M「翔くん家行く前に買ってくから!」
N「え、ホントに?」
M「なんだよ。」
N「いや、意外だなぁって。
そういうの買うの嫌がるかと思ってたから。」
・・・確かに、自分でローション買ってくるなんてやる気満々みたいで恥ずかしいけど。
N「こないだのエッチ、よっぽど気持ち良くしてもらったんだ?」
M「っ、バカ!!」
N「きゃんっ♡」
軽く頭をはたくと可愛い反応をするカズ。
こういうのが出来るのって羨ましい。
男ならこんな可愛い子が良いよな・・・
N「なに?」
M「可愛いなぁって思って。」
N「ふふ♡ありがとー。
でも潤くんも可愛いよ?」
M「どーも・・・」
N「あ、信じてない。」
信じるわけねーじゃん。
どこが可愛いんだっての。
N「俺がいくら可愛くても、
翔さんは潤くんしか見てないよ?
可愛くて仕方ないって目で見てる。」
・・・そうかな。
俺しか見てないってのが本当なら凄く嬉しい。
N「本人に聞いてみれば?
デレデレして答えてくれるよ。」
M「・・・それは聞けない。」
ベロベロに酔ってない限り、そんな恥ずかしい事聞けねぇわ。
N「まぁ、とにかく今夜のデート楽しんで。
俺んとこは今日相葉さん来ないから、また泣かされたらおいでねー♡」
M「もう泣かねーよ!」
敵わないよなぁ・・・
カズに、いつも励まされて元気を貰ってる。
M「ありがとう。」
N「ほら!こういうとこ!
俺が真似できない潤くんの可愛いとこだよ!」
クスクスと楽しそうに笑うカズに、
また少し勇気を貰って。
さっきの喧嘩で言い過ぎた事を、ちゃんと謝ろうと心に決めた。
M「・・・早く夜になんねぇかな。」
また独り言を言ってしまった俺に、カズが爆笑した。
