
Baby love
第18章 バカップルの痴話喧嘩。
M side
手の中にある合鍵を見る度に、ドキドキしてしまう。
前に1度翔くん家で先に待ってたことはあるけど、その時は翔くんが普段使ってる鍵をそのまま渡された。
これは、完全に合鍵だよね。
なんか、またひとつステップアップしちゃった感じ?
ポンポンと撫でられた頭も、なんか熱い。
あー、もう。
何でこんな好きなんだろう。
M「変態なのに・・・」
N「ぷはっ・・・、ちょっと潤くん!」
隣でコーヒーを飲んでいたカズが俺を睨む。
M「え?」
N「変な事呟かないでよ・・・
コーヒー吹いちゃったじゃん。」
M「あ、悪い。俺なんか言った?」
N「変態彼氏の事でまだ何かあるの?」
M「・・・これ、使って良いって。」
合鍵を見せると、カズがニッと笑う。
N「なに、それ渡されてご機嫌なわけ?
今日デートなんだ?」
M「・・・おう。」
N「きゃー♡さっきの喧嘩の後じゃ、
また燃えるかもねぇ。
てか、フェラ未経験だったとか、
翔さん可愛いじゃん。」
M「ぶっ・・・!!」
コーヒー飲んでなくて良かった。
絶対盛大に吹き上げてた!!
M「清楚な箱入りお嬢さんばっか相手してた翔さんが、
次に選んだのはセクシーな色男か・・・
さすが翔さん、すごい振り幅!!笑」
M「バカにしてんだろ!」
N「バカにしてないよ、
面白がってるの。」
キッパリ言うカズに怒る気も失せる。
確かに、今までの恋人を考えたら何で俺なんか選んだのかミステリーだ・・・
N「今までおままごとみたいな恋愛しかしてなかったんでしょ。
潤くんが初めて本気にさせたんだよ。」
M「おだてたって何も出ねぇぞ。」
N「ホントの事なのにぃ。
ま、今日もエッチぃフェラしてやれば?
てか翔さん家、ローションある?」
M「カズ!」
N「照れなくて良いじゃん。
絶対ヤるでしょ今日。」
確かにそうかもしれないけど。
翔くんエッチだし。
でも、ローションがあるかどうかは・・・
M「・・・あるか分からない。」
N「無かったら困るよねぇ、
代用できる物はあるけど、絶対ローションのが安全だし。」
・・・代用できる物ってなんだ。
カズっていつもどんなセックスしてんだろ。
