
Baby love
第21章 キケンな嵐飲み会。
M side
おかしそうに笑うリーダーの呟きは
俺らの耳には届かず、No.1の座を巡って睨み合う。
N「ねぇ大野さん、俺らふざけてキスした事はあるけどさ。
今日はちゃんとキスしてね?」
O「ニノ・・・」
人差し指を唇にちょんと乗せて、
潤んだ瞳でリーダーを見つめるカズ。
チッ。相変わらずあざとい真似しやがって。
リーダーもデレてんじゃねぇよ。
M「俺とは初めてだよな?
カズの唇なんか飽きてるだろ?
俺にしとけよ。」
ぐいっとリーダーの肩を掴んでこっちに向かせる。
キスするのは俺だ!
O「おお・・・」
ふん、デレてんじゃねーか。
俺もカズに負けてねぇ!
N「あっ、ちょっと潤くんズルイ!」
O「おわっ、」
俺の方へ向いていたリーダーの腕を引っ張るカズ。
M「何がズルイんだよ?!
ほら早く選べよ、リーダー!」
N「大野さん!」
O「ちょっと落ち着けって、」
M「俺だろ!?」
N「俺でしょ?!」
O「ちょ、ちょっと待って・・・」
ずいずいと詰め寄って、後ずさったリーダーが壁で頭を打つ。
もう逃げ場はねぇぞ。
さっさとどっちがNo.1か決めやがれ!!
