
Baby love
第21章 キケンな嵐飲み会。
O side
俺は今ピンチなんだろうか。
久しぶりの嵐での飲み会。
まさかグループ内で2組もカップルが出来るなんて思っていなかったが、嬉しい事だ。
お祝いがてら、可愛い末っ子たちを一人占めして楽しもうと思ってたんだけど・・・
参ったな。
右にはセクシーな黒猫の松潤が、熱っぽい瞳で俺を睨みながらキスをしろと迫ってくる。
すげぇ目力だな・・・
強気な視線がたまらなく色っぽい。
グロスでも塗ってるのかと思うほど艶やかな唇に、思わず息を飲む。
左にはウルウルの瞳のラブリーな黒猫ニノが、キスをしてとせがんでいる。
ピンク色に染まった頬と尖らせた唇が可愛い。
こいつの上目遣いには慣れているはずなのに、猫耳のせいか可愛さ倍増でヤバイ。
こんなにタイプの違う2人に同時に迫られるなんて、男としてムフフな状況なのかもしれないが。
・・・選べねぇだろ。
冗談にするには、お互い意地になり過ぎている。
2人とも変な酔い方しやがったな・・・
正直、今日はこの可愛こちゃん達をはべらせて楽しく飲もうと思ってただけにこの展開はなぁ・・・
どっちともキスしたい、で笑って済ませられれば良かったのに。
さっきすげー睨まれたし。
でもこの場合どっちか片方を選んだら、絶対揉めるじゃねーか。
松潤はキレそうだし、ニノは泣きそうだ。
珍しく思い悩む俺は、もう面倒になってきていた。
キスくらいならしても良いだろうと思っていたが、諦めよう。
まぁ、充分可愛い2人は堪能できたし。
N「ねぇ、まだ決まらないの?!」
M「男らしくねぇぞリーダー!」
俺に詰め寄る2人の顔はどんどん近付いてきていて、
これ両方にキス出来んじゃねぇかなと思う程。
O「ん〜・・・決めらんねぇわ。」
MN「「・・・はぁ?!」」
