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Baby love

第21章 キケンな嵐飲み会。




自分のいきつけの店にしておいて良かった。



汗だくで明らかに動揺しながら入ってきた俺を見ても、
女将さんは何も気にする事なく部屋へ案内してくれる。



そっと戸を開けて覗けば、
智くんのふにゃりとした笑顔。



O「翔くん、お疲れ〜。
早かったなぁ。」



S「ああ、お待たせ・・・って、
写真の説明をしろよ!!」



S「しーっ!!声でかい。」



おっと・・・
思わず口を押さえて、座敷に転がる2人を覗きこむ。



S「うわぁ・・・」



座布団をマクラにして、2人仲良く眠っている潤とニノ。
潤がニノの肩に手を乗せて、ニノは潤の腕をきゅっと掴んだまま抱き合う形でスヤスヤと寝息を立てている。



O「可愛いだろ。」



可愛いなんてもんじゃない!!
猫耳をつけているせいか何処と無くあどけない寝顔の2人。
酒のせいでほんのりピンクの頬が、クラクラと目眩がする程エロ可愛い!



その時、ドタバタと走る音が聞こえて
苦笑いの女将さんに案内されながら雅紀が入ってきた。




A「にのちゃぁーん!!」



S「うるせー!!天使達が起きるだろが!!」



O「翔くんもウルサイよ。」



A「うわ!超可愛い・・・♡」



30代の男達が、30代の男達の寝顔をニヤニヤしながら眺めるなんて
異様な事かもしれないが。



だってこれ見てみ??



悪いが、この2人の可愛さ美しさエロさに勝てる女なんぞこの世には居ない!!
断言しよう!!




S「あー、ずっと見てられるわ。
潤めっちゃ可愛い・・・
猫耳めっちゃ似合う・・・♡」



智くんからこの寝顔の写メが送られてきた時は心臓が止まるかと思った。



A「もー!おーちゃんが
“ キスしちゃおうかな ”
なんて送ってくるから、超焦ったじゃん!!」



S「ホントだよ。
てかやってないだろうな。」



この2人を前にして理性に
勝てる男なんているんだろうか。
俺ならムリ!!





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