
Baby love
第21章 キケンな嵐飲み会。
A「にの、そんな事無いよ。
松潤と比べたりしてないし、そのままのにのが好きだよ?」
N「・・・潤くんの事セクシーだって思ってるんでしょ。」
A「もう・・・そんな気にする?
松潤はキレイな顔だなぁと思うけど、それだけだよ?
ゴメンね、嫌な気持ちにさせちゃって。」
きゅっとニノを抱きしめて、優しく話す雅紀。
よしよしと頭を撫でられて、ニノが大人しくなった。
・・・すげぇな、超慣れてる感。
N「・・・俺だって頑張ったら
セクシーに出来るもん。」
A「くふふっ、そうなの?」
何かあっという間にラブラブカップルモードなんだけど。
ニノすげぇ可愛いし。
N「セクシーな方が良い?」
猫耳ニノが、不安気に雅紀を上目遣いに見つめる。
今にも涙が零れそうなほどウルウルの瞳と、拗ねたように少し尖らせた唇。
あいつは本当に同世代の男なんだろうか。
可愛すぎる・・・!!
A「・・・にのちゃん。」
N「なぁに?」
コテンと首を傾げながら可愛い返事をするニノは、もうラブリーな女の子にしか見えない。
A「・・・・・。」
ニノのぶりっこにノックアウト寸前の雅紀が、ふるふると頭を振ってニノを少し離す。
A「この話の続きはまた今度・・・
とりあえず、乾杯しなおそっか?!
あ、にのちゃんはもうジュースにしなよ?」
理性の限界だろうに、
頑張って俺らに向き直って飲み会を再開しようとする雅紀を尊敬する。
俺だったら我慢出来ないかも!
絶対押し倒してる!
お前はスゴイ男だよ雅紀・・・
S「よし!飲もうぜ雅紀!!」
A「ちょっとお酒足んないよね!」
追加の酒を注文しようとメニューを手にした時、
笑いを堪える智くんの声が聞こえた。
O「・・・姫が怒ってる。」
AS「「え?!」」
寝起きの時に戻ってしまったように、膨れっ面のニノ。
