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Baby love

第21章 キケンな嵐飲み会。




S「こんなムサイ猫の酒なんか不味いでしょ。
ウサギ呼んで来ようか?」



笑いながら智くんのグラスに酒をつぐ。



S「ふははっ、あいつらバカだなぁ。」



お互いに写メを撮りまくって遊ぶウサギ雅紀とにゃんこニノ。
そして、急に騒がしくなったせいかしかめっ面で寝ているにゃんこ潤。




O「・・・可愛い。」



S「ふふ、そうだね。」



でも、そろそろ止めないと潤がキレて起きそうだな。笑



きゃあきゃあと騒ぐ2人を落ち着かせる為、立ち上がろうとした時だった。
グッと腕を引っ張られてバランスを崩す。



S「えっ・・・」



O「可愛いのは、翔くんだよ。」



至近距離にある智くんの顔。
俺の猫耳をくいくいと触りながら、嬉しそうに笑う。



S「・・・智くん?」



O「翔くんは絶対白猫だと思ってたんだよね。」



こんな間近で智くんの顔を見たのは初めてかもしれない。
やっぱこの人もイケメンだな。
すげーキレイな笑顔。



O「うん、良い。
やっぱNo.1は翔くんだな。」



S「・・・はぁ?」



意味が分からん。
No.1って何の??



O「そういう、鈍感なとこも好きだよ。」



S「ちょっと何言って、」



O「ん。」




OS「「・・・・・」」




ええぇぇぇーーーーーっ?!




俺の言葉を吸い取るように、
一瞬だけ重ねられた唇。



O「こんだけ顔近付けてんのに、
全く警戒しねぇんだもん。」



S「・・・・・えぇ?!」



O「ふふ、俺ノーマルだから安心して?」



いやいやいやいや!
マジで意味分かんねぇ!!



S「さ、さと・・・!!」



O「パニックだね翔くん。」



S「当たり前だろ!何してんの!」



O「キスするなら翔くんが良いかなーって思ってたから。」



S「いやオカシイって!」



O「おかしくないよ?
翔くんが1番可愛いもん。」



でも残念ながら俺ノーマルなんだよなぁ、と冗談なのか本気なのか分からない表情で呟く。





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