テキストサイズ

Baby love

第3章 たぶん、恋をした。





S「暑いな・・・」



M「やっぱパジャマに着替える?」



S「脱がせて。」



M「・・・自分でやれよ。」



S「ムリ。」



この駄々っ子の男はなんだ。
潤、殴っていいぞ!!



M「・・・・・・」



シャツのボタンを上から順に外していく。
俺はすでに目がトロンとしてウトウトし始めていた。



M「そんな目しないでくれる?」



S「ん・・・?」



はぁ、とため息をついた潤が、シャツの袖を腕から抜いてベッドの下へ落とす。



少し躊躇ってから、ベルトに手をかけた。



俺は潤になんて事させてんだ・・・



潤が目を逸らしながらデニムをおろすのが、何だか可愛くて胸がふわっと熱くなった。



なるほど。
こうしてパンツ一丁の俺が完成したのか。



パンツになった俺に布団をかけて、パジャマはどこだと潤が聞く。



S「んん〜、潤・・・」



M「なに?」



S「おいで。」



M「・・・イヤだ。」



そりゃそうだろう。
パンツ一丁の酔っ払った男に「おいで。」なんか言われたらドン引きだ。



S「・・・・・・・・」



M「翔くん、寝たの?」



潤、近づかない方が良いぞ。



M「翔くん・・・」





俺の顔をひょいと覗いた潤を、ギュッと俺が抱きしめる。



M「っ!!」



ほらぁ!!
俺ってこういう奴なんだよ〜!!




ストーリーメニュー

TOPTOPへ