
Baby love
第29章 甘い2人。
M side
こんなに優しいキスするなんて、ズルいと思う。
あんな激しいセックスの後に・・・
M「しょおくん・・・」
S「・・・ん?」
ほら、ズルい。
甘い笑顔で俺に微笑む翔くんに、ドキドキしてしまう。
どっかの国の、王子様みたい。
S「そんな顔しないでくれよ・・・
もっかい挿れるぞ。」
・・・やっぱり王子様ではない。
M「もうムリ。もう勃たない。」
S「俺は勃つ。」
バカじゃないの、もう・・・
こんだけ俺の中に出したっていうのに。
S「だから、そんな可愛い顔で見つめないでくれよ〜」
唇に、ホッペに、おでこに・・・
顔中にキスをしまくりながら、翔くんが俺を抱き締める。
S「潤、超好き・・・
すっげー良かった・・・今日どうしたの?
めっちゃエッチだったぞお前。」
う・・・
それを言われるとすげぇ恥ずかしいんだけど・・・
今までどうしても恥ずかしさが勝って、素直に翔くんを求められなかった。
やっぱり憧れてた人だし、ずっと一緒に過ごしてきた仲間だから・・・
自分のそういう部分を見せるのにも抵抗があった。
でも、今日は気持ちを抑えられなくて・・・
翔くんに愛されたくて仕方なかったんだよ。
M「・・・別に、良いじゃん。
俺だってそういう気分の時もあるって。」
やっぱり恥ずかしいから、言わないけど。
M「たまには良いだろ。」
S「いつでも大歓迎!!」
ぎゅうぎゅうと抱き締められて苦しい。
