はじまりのyama
第4章 kiss+
「お待たせ~はい、これでいいかな?」
「うん、ありがと!借りるよ!」
智がTシャツに袖を通そうとした時、思わず俺は後ろから抱きしめてしまった。
「ん?しょお?どぉした…??」
「智…俺、こうしてみたかった……」
智はシャツを着るのをやめた。
「後ろから抱かれるのって……ホッとする感じだね……」
「そう?」
「うん…しょおが後ろから守ってくれてるって安心感かな?」
「うん…俺、いるよ……智の後ろにくっついてる……」
智をぎゅっと抱きしめる。
襟足に唇を寄せる……優しくキス……
首筋にもキス……
後ろからするのってなんか刺激的だ。
智の声が漏れだす。
「んっ……しょお…?くすぐったいっ……」
「そう?」
「でも……気持ちイイ……」
「智……愛してる……」
「おいらも……」