はじまりのyama
第4章 kiss+
~もっと・・・~
智に見つけられた俺のイイトコ……
こんなトコ、知らなかったよ……
ちょっと触れられただけで、ゾクっとしちゃう……
「ぁあっ……ダメだよ……ソコは……
さとしぃぃ……んんっ……」
俺はまだ智に攻められていた。
腹と腰の奥がズクンと疼いたみたいだ。
マジ…ヤバいって……智。
乱れてしまいそうだ。
思考が回らなくなってきた時、智が俺を押し倒した。
ガシャンっ!!
テーブルのワイングラスを倒してしまった。
それと同時に、智と俺の服がワインで赤く染まっていく。
「あっ!ごめん…しょお……」
「ううん、大丈夫」
お互い我に返った瞬間、上気していた頬が
更に熱くなっていくのがわかった。
「すぐにシャツ脱いで、洗濯しちゃう」
「わりぃ…ありがと」
「気にしないでよね!着替え、持ってくるから」
「ん、サンキュ」
2人とも上に着ていたシャツを脱ぐ。
俺は智のシャツも持って、着替えを取りに行く。
智の身体、めちゃめちゃ鍛えられていて、彫刻みたいに綺麗なんだ。
皆、智の腹筋スゲーって言うんだけど、俺はアイツの背中が好き。
肌が滑らかで、肩のラインがものすごく綺麗で、バランスよく筋肉がついている背中。
そんなことを考えていたら、胸の奥の方がまた熱くなってきた。