
FRIENDs -ars短編集-
第2章 1つの嫉妬 S×M
Mサイド
最近翔くんが抱いてくれない。
それがここんとこの悩み。
先に仕事が一緒だった相葉くんに、
少しの期待をかけて相談してみた。
やっぱり相葉くんって優しいなって実感した。
こんな、ノロケかよっていう相談も
すごく真剣に聞いてくれて、
そりゃ最初はちょっと突っ込まれたけど、
相葉くんにしてはいい提案をしてくれた。
「じゃあ、翔ちゃんが聞いてるかな…?っていう
タイミングで、俺のこと褒めるんだよ?OK?」
「うん…でも、そんなのでホントに大丈夫?」
「だぁいじょーぶだから!
雅紀.comで考えたんだから!うひゃひゃ!」
持ち前の明るさで、こんな恋人を持って、
ニノは幸せだなと思った。
ニノと相葉くんは俺達より
ずっと前から付き合っていて、
先輩と言えば先輩みたいなものかな。
俺は相葉くんのその作戦を実行した。
相葉くんのパフォーマンスの時に、
相葉くんにかっこいいって言って。
車運転してすぐの、まだ寝てないかなって時に、
相葉くんかっこよかったなって言って。
ホントにこんなんでいいのかなとも思ったけど、
そこは相葉くんに賭けてみることにした。
家に帰る途中、翔くんに飴をもらった。
口に入れるとコーヒーの香りが口に広がって。
でもその間、翔くんは全然俺を見てくれなくて、
意外と相葉くんの作戦効いてるのかなと思ったら
お風呂に入るって言って、
るんるんで風呂場に向かって行った。
本当…翔くんがわからないよ…
俺はそのままもやもやしながら料理をした。
「…っ…痛って……あぁ、もう…」
考え事をしながら料理をしていたら
包丁で手を切ってしまって、血を吸いながら
廊下を走って絆創膏を取りに行った。
何やってんだろ…
翔くんはちゃんとここにいるのに…
今夜は抱いてもらう…はず…
絆創膏を貼りながら、また不安になって
そしたら急に、なんでか熱くなってきて。
久しぶりに怪我してちょっと興奮したのかな
と思ったけど、キッチンに戻っても
その熱い感じは戻らないどころか
強くなってる気さえした。
そのうち、熱いというよりも
身体の奥の方から湧き上がってくる何かが、
俺を支配していた。
最近翔くんが抱いてくれない。
それがここんとこの悩み。
先に仕事が一緒だった相葉くんに、
少しの期待をかけて相談してみた。
やっぱり相葉くんって優しいなって実感した。
こんな、ノロケかよっていう相談も
すごく真剣に聞いてくれて、
そりゃ最初はちょっと突っ込まれたけど、
相葉くんにしてはいい提案をしてくれた。
「じゃあ、翔ちゃんが聞いてるかな…?っていう
タイミングで、俺のこと褒めるんだよ?OK?」
「うん…でも、そんなのでホントに大丈夫?」
「だぁいじょーぶだから!
雅紀.comで考えたんだから!うひゃひゃ!」
持ち前の明るさで、こんな恋人を持って、
ニノは幸せだなと思った。
ニノと相葉くんは俺達より
ずっと前から付き合っていて、
先輩と言えば先輩みたいなものかな。
俺は相葉くんのその作戦を実行した。
相葉くんのパフォーマンスの時に、
相葉くんにかっこいいって言って。
車運転してすぐの、まだ寝てないかなって時に、
相葉くんかっこよかったなって言って。
ホントにこんなんでいいのかなとも思ったけど、
そこは相葉くんに賭けてみることにした。
家に帰る途中、翔くんに飴をもらった。
口に入れるとコーヒーの香りが口に広がって。
でもその間、翔くんは全然俺を見てくれなくて、
意外と相葉くんの作戦効いてるのかなと思ったら
お風呂に入るって言って、
るんるんで風呂場に向かって行った。
本当…翔くんがわからないよ…
俺はそのままもやもやしながら料理をした。
「…っ…痛って……あぁ、もう…」
考え事をしながら料理をしていたら
包丁で手を切ってしまって、血を吸いながら
廊下を走って絆創膏を取りに行った。
何やってんだろ…
翔くんはちゃんとここにいるのに…
今夜は抱いてもらう…はず…
絆創膏を貼りながら、また不安になって
そしたら急に、なんでか熱くなってきて。
久しぶりに怪我してちょっと興奮したのかな
と思ったけど、キッチンに戻っても
その熱い感じは戻らないどころか
強くなってる気さえした。
そのうち、熱いというよりも
身体の奥の方から湧き上がってくる何かが、
俺を支配していた。
