
FRIENDs -ars短編集-
第1章 一方通行 O×N
Oサイド
風呂から上がると、
ニノは布団にくるまって寝ていた。
ちっちゃくなって寝ているニノは
ホントにかわいくて。
冬眠してる小動物かってつっこみたくなる。
俺もその横にそっと入る。
横を見るとすぐにニノの顔。
でも、悪い夢を見ているのか
少し苦しそうにも見える。
「…めて…」
ニノが口をむにゃむにゃと動かす。
かわいいなぁって、
反射的にニノの寝言に耳を傾けていた。
「…一人にしないでよ…
…まーくん…」
まー…くん……
相葉ちゃんの、こと…?
なんで、相葉ちゃんの名前を呼ぶの…
一人にしないでって、なに…?
何の夢見てるの…
でも、少なくとも
相葉ちゃんの夢を見ていることは確実。
しかも、まーくんって…
寂しそうに…
またニノの顔に目線を移すと、
今度は笑っていた。
「もー…どこ行ってたの、まーくん。」
俺はそれ以上ニノの口から
“まーくん”って言葉を
聞きたくなくて部屋を飛び出した。
俺はソファの端っこで
足を抱えて座った。
ニノ、相葉ちゃんのこと
好きなのかな……
じゃあ、なんで俺なんかと…
もしかして、無理してる…?
でも、最初に誘ったのはニノだし。
ていうか、俺たちの関係って何なんだろう。
セ、フレ…?
ますますわからなくなって、
泣いて、考えて、泣いて。
ずっと繰り返して、
目が覚めれば朝だった。
風呂から上がると、
ニノは布団にくるまって寝ていた。
ちっちゃくなって寝ているニノは
ホントにかわいくて。
冬眠してる小動物かってつっこみたくなる。
俺もその横にそっと入る。
横を見るとすぐにニノの顔。
でも、悪い夢を見ているのか
少し苦しそうにも見える。
「…めて…」
ニノが口をむにゃむにゃと動かす。
かわいいなぁって、
反射的にニノの寝言に耳を傾けていた。
「…一人にしないでよ…
…まーくん…」
まー…くん……
相葉ちゃんの、こと…?
なんで、相葉ちゃんの名前を呼ぶの…
一人にしないでって、なに…?
何の夢見てるの…
でも、少なくとも
相葉ちゃんの夢を見ていることは確実。
しかも、まーくんって…
寂しそうに…
またニノの顔に目線を移すと、
今度は笑っていた。
「もー…どこ行ってたの、まーくん。」
俺はそれ以上ニノの口から
“まーくん”って言葉を
聞きたくなくて部屋を飛び出した。
俺はソファの端っこで
足を抱えて座った。
ニノ、相葉ちゃんのこと
好きなのかな……
じゃあ、なんで俺なんかと…
もしかして、無理してる…?
でも、最初に誘ったのはニノだし。
ていうか、俺たちの関係って何なんだろう。
セ、フレ…?
ますますわからなくなって、
泣いて、考えて、泣いて。
ずっと繰り返して、
目が覚めれば朝だった。
