FRIENDs -ars短編集-
第4章 ここにおいで A×M
Mサイド
彼の家は、模様替えをしたのか
前とは違った雰囲気になっていて。
それも新鮮で好きだ。
でも、匂いは変わらない。
あいつの匂いがする…
その人は俺の前に正座をして
俺も正座をして向かい合った。
「えーっと、名前は?」
聞かれた俺は声が裏返りそうになりながらも
きちんと真面目に答えた。
「ま、松本潤。です…」
名前を聞くと、にこっと笑って頷いた。
「そっか。俺は相葉雅紀。雅紀でいいよ!」
相葉…雅紀…。
やっと名前が聞けた嬉しさに、
いつの間にか俺も笑みが漏れていた。
しかも下の名前で呼んでいいなんて…
「お、俺も、潤で…いいです。」
思わずそう言ったら
100パーセントの笑顔で
「うん!よろしく、潤。」
と俺の手をとった。
潤と呼ばれたことに顔が真っ赤になって
熱があるのかと心配される。
「だ、大丈夫。よろしく、雅紀…!」
俺もなんとか笑顔で返して
掴まれた手をギュッと握る。
握手をし終わって離れる手が少し寂しい。
まだ触れていたかった。
そんな思いが胸の中に現れて、
あぁ、やっぱり好きだなぁと再確認する。
「とりあえず、お昼食べようか?」
あ、そうか。
今はお昼時なのか。
今日はいろいろなことがありすぎて
時間の感覚がない。
そういや朝ご飯も食べてないかも。
そう思うとお腹が空いてきて、
ぐぅ、とマヌケな音が鳴る。
「ぅひゃひゃひゃっ、お腹空いてんだね」
特徴的な笑い方で笑われて、
そのままキッチンへ消えていった。
その後ろについていく。
「何か手伝います…」
「いやいや、大丈夫!座ってて。
すぐに作っちゃうから。
相葉ちゃん特製オムライス♪」
男の一人暮らしなのに料理をすることに
少し驚いてしまった。
しかもオムライス。
卵が意外に難しいやつ。
って、俺の場合は難しいのに
チャレンジするから失敗するんだけど。
キッチンから出て、
大人しくソファに座ってご飯を待った。
リビング内に俺のお腹の音が響く。
雅紀がいなくてよかったぁ…
そう思ってそっちを見ると、
また特徴的な笑い方で肩を震わせていた。
彼の家は、模様替えをしたのか
前とは違った雰囲気になっていて。
それも新鮮で好きだ。
でも、匂いは変わらない。
あいつの匂いがする…
その人は俺の前に正座をして
俺も正座をして向かい合った。
「えーっと、名前は?」
聞かれた俺は声が裏返りそうになりながらも
きちんと真面目に答えた。
「ま、松本潤。です…」
名前を聞くと、にこっと笑って頷いた。
「そっか。俺は相葉雅紀。雅紀でいいよ!」
相葉…雅紀…。
やっと名前が聞けた嬉しさに、
いつの間にか俺も笑みが漏れていた。
しかも下の名前で呼んでいいなんて…
「お、俺も、潤で…いいです。」
思わずそう言ったら
100パーセントの笑顔で
「うん!よろしく、潤。」
と俺の手をとった。
潤と呼ばれたことに顔が真っ赤になって
熱があるのかと心配される。
「だ、大丈夫。よろしく、雅紀…!」
俺もなんとか笑顔で返して
掴まれた手をギュッと握る。
握手をし終わって離れる手が少し寂しい。
まだ触れていたかった。
そんな思いが胸の中に現れて、
あぁ、やっぱり好きだなぁと再確認する。
「とりあえず、お昼食べようか?」
あ、そうか。
今はお昼時なのか。
今日はいろいろなことがありすぎて
時間の感覚がない。
そういや朝ご飯も食べてないかも。
そう思うとお腹が空いてきて、
ぐぅ、とマヌケな音が鳴る。
「ぅひゃひゃひゃっ、お腹空いてんだね」
特徴的な笑い方で笑われて、
そのままキッチンへ消えていった。
その後ろについていく。
「何か手伝います…」
「いやいや、大丈夫!座ってて。
すぐに作っちゃうから。
相葉ちゃん特製オムライス♪」
男の一人暮らしなのに料理をすることに
少し驚いてしまった。
しかもオムライス。
卵が意外に難しいやつ。
って、俺の場合は難しいのに
チャレンジするから失敗するんだけど。
キッチンから出て、
大人しくソファに座ってご飯を待った。
リビング内に俺のお腹の音が響く。
雅紀がいなくてよかったぁ…
そう思ってそっちを見ると、
また特徴的な笑い方で肩を震わせていた。