
君の愛しい玩具
第5章 黒騎士と白騎士
「守る?何から?」
鋭い視線が突き刺さる―――…
ゾクっと、背中に悪寒を感じる!!
財御侍の目力に―――…怯んだ自分が情けない!!
「お水お待たせ…って、先に食べてても良かったのに?!
二人とも待っててくれたんですか?ありがとうございます!」
そこへ、何も知らない花田が人数分の水をトレイに入れて持ってきた!
「…あ、うん―…待ってたよ」
花田は、笑顔で水を配る…
「はい、メデル君…はい、長瀬君!」
守りたい――――――…
花田を…財御侍メデルの…全てから―――
だが――…財御侍は、言った…
“何から?”
と…
