君の愛しい玩具
第2章 流され侍… 改め…
「――――ん…ん―…」
「あ、イトシ様…お目覚めですか?」
体が…だるい――――…
轟さんの声が…やんわり聞こえる―――…
「―――…ここは―…?」
ぼんやりする視界に…だるさが混ざり…僕は…目をとじたまま…轟さんに話しかけた…
「大丈夫ですか?…制服の寸歩を計りに行った先で…イトシ様―――…貧血で倒れられまして―――…」
制服の―――…寸歩?
寸歩…?
寸歩!!
「!!あ、あの…後///?倒れたの?僕…?」
僕は、慌てて起き上がる!!と、クラっと視界が歪み――――…ふらつく…
「イトシ様!!まだ、安静に―――!!」