君の愛しい玩具
第12章 玩具の役割?!
「………え?今更?」
朝食をとりながら…メデル君の目がマジ驚きを示している――――…
と…その後ろで焼きたてのパンを皿に置いていた轟さんまで――――…
メデル君と、同じ顔をしていた……
え?
今更?だったの?
「…………だって、そんなもんなのかな?って」
「そんなもんって…」
朝と夕方しかこの屋敷には居ないから…
気がつかなかった――――…
昔あんなにいたお手伝いさんたちが…居ないって事に――――…今さら気がついた僕です…
朝は、轟さんが朝食の準備をしていたし…
晩御飯は…呼ばれたら――――…テーブルに支度がされていた…
厨房は…誰か担当してるとしても――――…
姿が見えないから…気にしてなかった……