君の愛しい玩具
第12章 玩具の役割?!
「―――メデル様は、メイドに言われたことに…イトシ様が心を痛めていることを…ご存知でしたよ?
だから…自立を名目に…徐々にメイドの数を減らし――――…
…高等部進学と共に…今の――――少人数に出来たのですよ?
イトシ様が心を痛める事の無いようにと――――…
お陰さまで…メデル様は、ご自分の事はご自分で完璧に出来るまでになられました――――…
お掃除とか…ああ見えてお得意ですよ?
メイドの質も年々落ちてきてますし……雇うだけ無駄――――…ってのも有りますし…私は、この制度に大賛成でしたね――――…」
「////メデル君――――…が?…僕の…ために…」
僕は…先に席を立ったメデル君の後を……
慌てて追いかけた――――――――――――…