君の愛しい玩具
第15章 【最終章】完成は〇〇年後?!
「進路――――…」
「そ、花田は進むのか?大学に」
学食のレストランでランチを食べながら…僕は長瀬君と進路の話をする
長瀬君とは、2年のクラス替えで別々になったがお昼は一緒に食べている
いつもなら、メデル君も一緒なのだが昼に部長会議があるらしく今日は長瀬君と二人だけ
「大学……かぁ…
考えないようにしてたんだけど……」
「なんでたよ?花田の頭なら結構上の大学狙えるよな?」
学力は長瀬君が言うように高い所を狙えるとは思う――――…でも…
「僕の実家…そんなに裕福じゃないんだよね……庶民より更に庶民って感じだし――――…
3年間って限定で家を出てるから――――…帰らないと
実家の仕事をどうするかとかも…考えないと」
長瀬君はランチを食べながら…「結構…複雑なんだな」と、テンションを下げた