君の愛しい玩具
第15章 【最終章】完成は〇〇年後?!
「///メデル君!」
「――――…バカ…やろぅ…
叶わないと…思ってたんだ――――…
イトシは、山越さんとヨーロッパで夢を追いかけるから…この手を離さないといけないと思っていたんだ!
離したくないのに――――…イトシのためならって…諦めたのに…バカ野郎!
なんで、なんで……そんな事…
俺が!イトシを嫌いになる日なんか来るわけ無いだろ!
イトシじゃない人を好きになるわけ無いだろ!!!
イトシは、一生俺の…恋人で秘書で……大事な玩具なんだから――――」
メデル君は、泣きながら僕を抱き締めた…
久しぶりの…メデル君の香り――――…
この香り…だ…
僕の選択は間違ってない…
僕もメデル君を抱き締めた――――…