君の愛しい玩具
第15章 【最終章】完成は〇〇年後?!
「イトシ…おじさんとおばさんに…言ったのか?」
「――――…うん!父は、僕が…メデル君を一方的に好きだと思ってるみたいだけど…
母は、薄々気がついていたみたい……女の勘って凄いね」
メデル君は、肩の力が抜けたのか…
僕の肩から手を離した
「それで――――今度は…メデル君のご両親を説得しないといけないんだよね!
で、いつか会えるかな?履歴書持って行くから!」
メデル君は、僕の言葉にまた目を丸くした…
「―――そんなの…俺が「だめ!メデル君は、僕の卒業後の進路に口を挟めないんだよね?だったら、今度は、僕がメデル君の側に居るために…頑張らないと!」
僕は、メデル君のベッドに力なく投げ出された手に手を重ね
深呼吸をした
「―――――メデル君…僕を…
秘書として…恋人として…玩具として――――…側に置いてくれないかな?
メデル君が、僕を嫌いになるその日まで、メデル君が、他の誰かを好きになるその日まで…
僕を、メデル君のモノにしてほしい」
手を握りま――――…まるで…プロポーズの様にメデル君に問いかける
と――――…
メデル君の格好いい瞳から…
ポロポロと大粒の涙が溢れる出てきた!