君の愛しい玩具
第17章 【番外編】僕の愛しいご主人様①
高校を卒業し――――…2年…
僕は、財御侍家の秘書見習いとして働いている
元々、轟さんから秘書の仕事を少しだが教えてもらっていたため、すんなり轟さんの下に置いてもらえた
僕が、進路を決めてすぐにメデル君のおじ様のところに履歴書を持っていったときは…物凄く驚かれた
おじ様も、僕が山越さんと一緒にヨーロッパに行くと思っていたし
もしくは、僕が実家を継ぐものだもとも思っていたそうで――――…
僕の決意とメデル君への忠義に若干引いていた…
成績も優秀だったしメデル君の事を任せるにはいい人材だと判断されて…見事に合格したわけだが…
就職となると…本当に大変だった
秘書見習いとなり2年たつが秘書ってこんなに多忙だなんて…
改めて轟さんを尊敬してしまう