君の愛しい玩具
第18章 【番外編②】僕の愛しいご主人様②
「////――――…ぅ……嫌です…もう、メデル…様に…縁談の話し――――…を…渡したくない…」
僕は、まだ仕事中だと言うのに――――…ボロボロと涙を流していた
「――――――イトシ…」
僕は、驚いた顔をしたメデル君に…ハッと我に返り慌てて手で涙を拭った
「――――す、すみません…」
「イトシ――――…ここにおいで?」
メデル君は、そう言うと…自分の膝をポンポンと叩き僕を導く
「――――でも、まだ…業務中…」
「今日はもう終わり―――――…最近、精神的に疲れることばっかりだったしな…ん?イトシも……だろ?」
僕は、シュン…と、落ち込みながら…コクンと頷いた
仕事は幸いにも立て込んではいない…
自宅で纏める書類だけだ――――…休んでも構わないだろう
だが…滅多に休みを取らないメデル君が…と、思うと気が引けた