君の愛しい玩具
第5章 黒騎士と白騎士
コンコン―――…
「――…イトシ様…大丈夫ですか?」
轟さんが僕の部屋をノックして…扉を開ける…
僕は、帰るなり具合いが悪くなり…寝込んでしまった…
轟さんはお盆に夕飯を乗せて様子を見に来たらしい…
「学園の医務室から連絡は受けておりましたから…
薬が切れたのでしょう…
お辛かったのでは?大丈夫ですか?」
「///あ、すみません…少しキリキリするだけですから…
緊張してたみたいで…本当に…迷惑をかけました」
ベッドの脇のテーブルにお粥と薬が置く轟さんは、本当に僕を心配してくれている…