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第11章 I4U

千晃side





誰かに呼ばれて振り向くと


そこには瑞穂と響生


LINEも電話も出てなかったから,なんと言えばいいか





瑞「ほんとに…千晃…なの…?」

千「うん…」

響「なんで…どうして悩んでること相談してくれなかったの!?心配したよ…ほんとに…」

瑞「こんなに痩せるまで我慢してたんだね…気づけなくてごめん」







瑞穂と響生が本気で怒って,本気で心配してくれて

感謝で頭が上がらない





響「今度からは絶対相談すること!わかった?」

千「うん!ありがとう!」

瑞「じゃ!私たち準備あるからこれで!」






いろんな人に迷惑かけたんだなあ,わたし


なんだか申し訳なくなった





浦「千晃〜!午後の部始まるから円陣するって!」





みんなの元に走って,円陣の輪に入る



学委「じゃあ〜,頑張ってきてくれた伊藤さんからひと言!」

千「わ…わたし!?」

日「がんばれ〜(笑)」

浦「気の利いたやつお願いしますよ〜(笑)」

千「うう…(笑)」




千「えっと…せっかくパフォーマンスとか,選抜に選んでくれたのに…無駄にするようなことしてごめんなさい。みんなに…"1位"っていう形で恩返しできるように精一杯頑張ります!最後までC組らしく…最高の思い出つくりましょう!!」

西「ぜっっったい優勝すんぞーーーー!!!!!」

全員「おーーーー!!!!!!!!!!!!」






クラスみんなの叫び声と笑顔が空に広がった

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