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「魔法使いマル」

同じ時期の話。

マルが護身用にスタンガンを購入したんだ。

童顔で小柄だから、学校の最寄り駅近辺で中学生にカツアゲされそうになったから、らしい。

その時は他の生徒が通りかかって難を逃れたらしいけど。

※私立の学校だからか知らんけど、こんな標的になりやすいって話はたまに耳にしてた


前途洋々たる少年達相手にスタンガンねぇ、とは思ったりしたけど。

まぁ、カツアゲしようとしたんなら自業自得かな？

世の中には触れちゃいけない物があるって事を学ぶのも良いだろww

そんな感じで自己解決しといたww


マル「でも、コレ使ってみたいなぁww」

俺「そう・・・か？ww」

マル「狂蝶、その辺歩いてるヤンキーをしばいてくれない？倒れたそいつに試すからww」

俺「ヤダよwww」

マル「そしたらさ、いきなり後ろから不意をついたら行けるかな？？」

俺「やめとけwww」

マルなら本当にやりそうだから止めといたww


俺「じゃあ、勝負して負けた奴ってのでどう？」

マル「いや〜〜、流石にスタンガンは・・・食らいたくないねえww」

俺「だよなww」

マル「コレちょっとヤバイからねww」


因みに、マルのスタンガンはアメリカ製で。

銃社会のアメリカで護身用になるって事で威力は察してくれww

今だと規制が変わったはずだから、所持してるだけで多分犯罪になってる気がする？


余談だが、そんな現在、日本で買えるスタンガンはただ痛いだけの代物。

ドラマとか映画とかで、スタンガンを受けて気を失うみたいな描写ってたまにあるじゃん？

あれは、この当時の物か、海外製のを密輸した物、または改造スタンガンってなるかな？

この話を読んだ人が、もしかしたらその威力を期待して買ったとしたら、きっとガッカリすると思うんだ。

それどころか、かえって危険な目に遭うと思うんだ。

スタンガンに頼ろうとか考える時点で、素手だと勝てない事を想定してるはずだから。

生半可な反撃を試みて相手に逆上されるよりは、一目散に逃げた方が良いと思う。

みんなには必要すらないマメ知識だろうけど、老婆心ながら書いてみた！