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オナニーのススメ

第8章 友だちんこ

車からは男女数名が降りて来たっぽくて。

こっちに近付いてくる足音と、

女「ねぇ、やめようよ〜」

とか、

男「ここだ!あった!!」

そんな声が聞こえる。


どうやら他の肝試しの連中みたい?

有名な心霊スポットだから、鉢合わせがあってもおかしくない。

と言うか。

山道を歩かんでも車ですぐそこまで来れるんじゃねーかww


そして、ふと思ったんだが。

俺(何で隠れたの?)←小声

マル(分からん、何となくww)←小声

隠れろ言ったのおめーだろうがww


連中はコンクリートのブロックを挟んで反対側に居る気配がする。

男「こっから登れそうだ!中を見てみる!」

女「気を付けてね!」

男2「無理はやめろよ!」


ダンッ!!!

どっかから飛び降りたのか着地する音。

男「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

ダダダダダッ

走る音が響く!

男2「どうしたーっ?!」

男「(トンネルの)中に何か居た!動いてた!!」

慌てて逃げて行く足音とか悲鳴。

車はタイヤをキュルキュル鳴らしながら急発進、そして遠ざかって行った。


そいつらの慌てっぷりに3人で笑って。

満足感が生まれたし、完全に白けてしまった。

俺「帰るか」

マル「この後は裕也の家で飲もっか!」

裕也「良いけど・・・ウチは汚いよ?」

※マジでゴミ屋敷一歩手前ぐらいだった


花火をしたりしながら、来た道を引き返して。

普通に帰った。

帰りの車内での会話。

俺「良く良く考えたらさ、裏まで車で行って楽したあいつらは期待通り怖い思いしたじゃん?帰りの車内も盛り上がってるよな?」

マル「そうねww山道を頑張って歩いた俺らは何も無かったのにねww」

裕也「ずっと疑問だったんだけど、何で俺は呼ばれたの?」

俺「ノリだノリwww」

マル「何となくwww」

裕也「・・・まぁ、楽しかったから良いけどww」


とか言う、肝試しの体験でした!

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