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「仁義なき戦い」

高2の話。

学校内に、甲斐軍団って呼ばれる最大派閥があったんだ。

軍団長である甲斐を中心に、幹部の5人は甲斐ファイブと呼ばれていた。

そして、メンバーも20人は居たんじゃないかな？


これは軍団に立ち向かった男達の戦いの物語。


ある日の事。

マル「狂蝶、最近甲斐軍団の奴らが調子乗ってるから潰さない？」

と言い出した。

俺「う〜ん、パスかなぁ？」

マル「狂蝶がそうだから舐められてるんだって！」

正直ね、甲斐軍団と揉めるのは俺も避けたい。

進学校だったからか？

暗いの３割、俺らみたいのが２〜３割、残りが真面目な連中ってな比率でさ。

その暗い連中がいつからか集まる様になってたのが甲斐軍団。

小魚が群れて泳いで襲われない様にしてる感じか？ww

気持ち悪いのがいっぱいで関わりたくないしww


そもそも、俺らが勝手に甲斐軍団つて呼んでるだけで、あいつらそんな何もしてねーじゃんww

って思ってたんだけど、

マル「あいつらが俺の席に勝手に座ってはしゃいでたんよww」

どうやら自作のスゴロクをやってて邪魔だったらしいww

※俺は遅刻して来たから知らない


マル「それにさ、甲斐軍団のヅヨシが狂蝶にタイマンで勝てるって豪語してるらしいよ？」

俺「嘘つけww」

マル「いや！ホントだって！」

マルが言うには、ヅヨシはビッグマウスで、

ヅヨシ「狂蝶の喧嘩は見た事があるけど、あれなら勝てるね」

みたいな事を言ってたらしいんだが。


俺「興味ねーしww」

マル「いーや！甲斐軍団潰すぞ！ 今週末に狂蝶の家に行くからな！」

ん？ww

甲斐軍団を潰すのと、俺の家に来るのがどんな関係があるのか意味が分かんないけど。

嫌な予感だけはビンビンじゃねーかwww

とりあえず面白そうだから了承したww