無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

感動的なお話を１つ混ぜてみようか。


「ピーチ」

小学生の３年生の話。

私立の小学校だったからさ、すげーボンボンが混ざってたんだ。

テレビに出て来るお金持ちってレベルかも？

ピーチってあだ名の奴がそうでさ。

この当時で月のお小遣いが１５万とか言ってたかな？

こんぐらいに桁違いだったんだ。


俺らの小学校は１学年１クラスしかなくて、転校生を除けば６年間同じメンバー。

男女問わずみんな基本的には仲良かった。

ピーチはさ、ちょっとクセっ毛だったけど、クリッとした瞳をして、ハーフの様な顔立ちで。

マリオごっことか言う遊びが流行ってた時に、運動は苦手なのもあって男子のみんなが嫌がるピーチ姫役をしてくれてた事からこのあだ名になったんだ。


マリオごっことは。

小さな円の中のクッパ軍団を囲む様にマリオチームは配置される。

そして、ファイヤーボールに見立てた複数のバレーボールを周りから一斉に投げ付けてぶつける。

クッパ軍団はそのスリルを楽しみながら避ける、基本的なルールはこんな感じwww

ピーチ姫の役割はクッパ軍団が全滅した後に登場して。

救出されたのがピーチ姫なのかキノピオなのかを決めるとか言う意味の分かんなさは小学生特有？ww


まぁね。

前後左右からボールが飛んで来る状況ってのがかなーり熱かったし。

上手く避けれた時の嬉しさみたいのもあってさ、結構楽しかったんだwww


毎日じゃないんだけど、それが終わったら帰り道の駄菓子屋さんとかに行くのがいつからか流れにもなって。

ピーチはみんなに奢ったりとかをする様になった。

小学生って厚かましいじゃん？

「ピーチ奢って」

みたいな事を言い出したのが始まり。

でも、俺はこれが気に食わなかったんだ。