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ある晴れた冬の日に

第5章 故郷へ


帰りの車中。


気のせいか先生は寡黙だった。
前をじっと見て運転している。

もしかして疲れたのかも知れないな。
こんな遠くまで来て、日帰りなんて。
たまには実家でゆっくり泊まりたかったろうね…。


「…」

私も黙って周りの暮れかかった景色を眺めたり、ラジオに耳を傾けていた。

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