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Christmas短編集

第2章 Christmas kiss

まずはさっとまわる。昼、12時。

「お腹すいた……」

 私はお腹を押さえ言う。

「何食いたい? おごるよ」

「え? いいの!? じゃ、1階行こ!」

 笑顔で春斗の手を引く。

「そんな急がなくても」

 なんて言いながらも春斗はついて来る。1階でサセボバーガーを買って食べる。

「おいしー!」

 同時に言う。顔を見あわせ笑いあった。

 食べ終わると、学生の私が普段行くことのできない高級な服屋を見てまわる。

「何か買ってあげるよ」

「いいの!?」

 私は我を忘れ飛び跳ねてしまう。

「いいよ。好きなの選んで」

 私は色々、探して決めた。黒のトレンチコート。

「これにする!」

 春斗は強がっていたのに2万という金額に苦笑した。

「ごめんね?」

「大丈夫だよ」

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