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真冬に咲く花

第3章 壁


翔「雅紀 やめとけ。」


雅紀は手首を擦りながら席に戻っていった。


どうすればいいんだよ…


こんなに壁を作られたらどうすればいいのか…


翔「雅紀はいつもあーなんだよ。気にしないでね。」


とりあえず声をかけてみた。


智「…」


無視かよ。


寝息が聞こえる。


本気で寝てる?


触んなきゃ怒らないんじゃないかな…


耳元で呼んでみた。

翔「大野君ッ!」


ヘッ!みたいに慌てて顔をあげた大野君の頬にはしっかりと痕が残ってた。


本気で寝てたのかよ…


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